箱根駅伝往路

第８４回箱根駅伝、往路が行われた。
１区は最初から飛び出すチームがなく進んでいった。
最初にグループから脱落したのは昨年覇者の順大、関戸雅輝だった。
区間賞は城西大の佐藤直樹が獲得した。
花の２区はエースがそろう区間、山梨学院大のモグスは昨年、最後に失速し悔しい思いをしたが、今年は区間新記録の快走を見せ、７位から一気にトップに立った。
なお、日大のダニエルは１４人抜きした。
３区は早大の竹澤健介が故障により欠場もうわさされたが出場し、区間賞を獲得した。
中大の上野裕一郎も快走を見せたが、区間賞はならなかった。
４区では山梨学院大の後藤敬が快走し、首位をキープした。
区間賞はこの時点で最下位だった国士館大の阿宗高広が獲得した。
５区は山梨学院大の高瀬無量が最初にスタートし、駒大の安西秀幸と早大の駒野亮太が追いかける展開となった。
１１キロ地点で駒大と早大が山梨学院大に追いつくと、そのまま２チームが飛び出した。
その後早大が飛び出し、そのまま往路優勝のゴールテープを切った。
区間賞は駒野亮太が獲得した。
早大は渡辺康幸監督が選手として参加したとき以来、１２年ぶりの往路優勝となった。
なお順大の５区は小野裕幸だったが、途中までは順位を上げる快走を見せた。
しかし最後に脱水症状と両足のけいれんを起こし、ゴール５００メートル前で力尽き、残念ながら途中棄権となった。
昨年覇者の順大は昨年の大会では５区で大逆転劇を見せたが、今回は残念な結果となってしまった。
復路では駒大、東海大に有力な選手が多い。
各チーム、往路の成績はそんなに差がないため、復路も混戦となりそうだ。