箱根駅伝復路

昨日往路優勝した早大が先頭で復路が行われた。
6区では早大の加藤創大が素晴らしい走りを見せ、区間賞を獲得し、2位以降との差を広げた。
東洋大の大西一輝は最後ふらふらになりながらも、中継所まで到達し、タスキを渡すことができた。
7区は東海大のエース、佐藤悠基が登場。
6位でタスキを受けたが、区間新記録の快走で一気に3位まで上がった。
トップは引き続き早大のまま、8区に入った。
8区では駒大の深津卓也が区間賞を獲得、トップの早大に15秒差まで迫った。
9区では駒大の堺晃一があっという間に早大に追いつき、中間点までたどりつく前にスパート、2位となった早大に1分以上の差をつけて10区につないだ。
なお、9区の区間賞は予選会から勝ち上がった中央学院大の篠藤淳が獲得した。
大東文化大の住田直紀は途中、脱水症状を起こし、何とか走り続けていたが残り1.5kmの地点で残念ながら棄権となった。
10区では駒大の太田行紀がうまいペース配分でトップを守り、駒大が3年ぶり6度目の総合優勝を決めた。
復路優勝も駒大となった。
シード権争いは東洋大と日大が激しい10位争いをしていたが、東海大の荒川丈弘が20km過ぎで走れなくなり、まさかの棄権。
結局、日大が9位、東洋大が10位に入り、シード権を守った。
10区の区間賞は城西大の永岩義人が獲得したが、またしても11位に終わり、シード権獲得はならなかった。
振り返ってみると、超エース級選手のいる早大東海大が優勝候補とされるが、結果的には選手層の厚い駒大が勝ったということになる。
また、名門の順大、大東文化大、東海大がリタイヤしてしまったのは残念である。
故障しない鍛え方を考えないといけないような気がする。
ニューイヤー駅伝を含めて、ブレーキを起こす選手というのはだいたいチーム内でエース級の選手であることを考えると、プレッシャーに負けてしまうということもあるかもしれない。
見ている側からすればどこが勝つかわからないというのはおもしろいけど、故障する選手の姿は見たくないからなあ・・